SIビジネスを取り巻く環境は急激に変化しています。ユーザー企業のデジタル化投資への意向は強く、長期的には「従来型のSI市場は縮小し、デジタルトランスフォーメーション(DX)市場は成長する」のは明らかです。とはいえ、基幹系システムは必要で、従来型のSI市場がなくなるわけではありません。
今、SI企業が判断すべきことは、自社の人材や顧客企業の将来ビジョンなどを踏まえ、どの程度、従来型ビジネスに重心を置くのか、いつDXビジネスに舵を切るのかを決断することです。ここを深く考えねばなりません。
本レポートは、SI企業が成長余力やDX事業への構造変革時期を見極めるのに必要な情報を網羅。SIビジネスを取り巻く全課題を分析し、今後取り得る事業戦略を提示しています。DXへ大きく動き出した今こそ、自社の強みと弱みを見極め、新たな戦略を定めるべき時です。ぜひ本レポートをご活用ください。
DXに大きくシフトするのか、未開拓分野に挑むのか…。自社の強みを生かす戦略と企業タイプ別の戦術が見い出せます。
顧客企業の戦略立案にまで踏み込める人材をどう育成するか。社内の人材をD X人材に転換する手段は?人材確保の方策に迫ります。
金融、流通、製造など産業別のシステム化動向や必要な技術とスキルセットの変化など、成長分野を見極めるためのヒントを提示します。
市場環境 | 2020年以降の市場展望は?DXにいつ舵を切るべきか?市場の転換点を探る。 |
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技術の変化 | AI、アナリティクス、自動化…。次に必要とされる技術にどう対応するか。 |
データセンター | 迫る環境変化。データセンター事業による収益に、どこまで期待できるか。 |
人材不足 | 人手不足を成長の機会に変える。エンジニアの再教育“リ・スキル”の進め方は? |
オフショア | オフショアリングはどの国を中心に展開すべきか。主要対象国を分析。 |
第1部
第2部
顧客企業とともにイノベーションを起こすような、注目度も成長率も高いシステム開発にはスタートアップが続々と参入し、企業も彼らを躊躇なく採用し始めています。
一方で、経済産業省の『DXレポート』が指摘した「2025年の崖」を乗り越えるべく、基幹系システムの刷新は一時的に増加傾向にあり、SI企業が従来型ビジネスを続けてしまうことも予想できます。それはつまり、日本の主な業界で、SI企業だけが古い体質であり続けるということです。私はそれを恐れています。
従来型SIビジネスに成長余力はありますが、「持続可能なモデル」ではありません。
今こそ、未来を拓く戦略的な事業プランを策定する時です。ぜひ本書をご活用ください。
著者桑津 浩太郎
野村総合研究所 研究理事/コンサルティング事業本部 副本部長/未来創発センター センター長
京都大学 工学部数理工学科卒業。 1986年にNRI入社。野村総合研究所 情報システムコンサルティング部、関西支社、 ICT・メディア産業コンサルティング部長を経て、2017年研究理事に就任。 ICT、特に通信分野の事業、技術、マーケティング戦略と関連するM&A・パートナリン グなどを専門とし、ICT分野に関連する書籍、論文を多数執筆。
※第1部 SIビジネスの未来戦略より「ビジネスITシフト戦略」、
第2部 SIビジネスの全課題分析より「伸び悩むSIビジネス市場」など、全26ページの誌面サンプルをPDFでご覧いただけます。
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