定価:2640円(10%税込) 発売:2021年4月5日

 自宅のPCにLinuxをインストールし、ネットワーク関連の設定を進めて、最終的には家の中はもちろん、外出先からもアクセスできるLinuxサーバーを構築できます。

 Linuxサーバーの構築が初めての人でも分かりやすいように、手順をステップで区切ってきめ細かく解説しました。画面を操作する作業は、見て分かるように、スクリーンショットを使って図解しています。具体的な作業内容は、一番人気のLinuxディストリビューション「Ubuntu 20.04 LTS」を使い、もれなく紹介しました。Ubuntuを使ったLinuixサーバーを確実に構築できます。

 さらに、話題の技術「WSL2」や「Docker」を使ったサーバー構築のノウハウも紹介。既にLinuxサーバーを構築したことのある人にとっても、参考になる情報をまとめています。初めてLinuxサーバーを構築する人のステップアップにもなるでしょう。

 目的に応じたLinuxサーバーを構築できるように、サーバー用アプリケーションも幅広くピックアップしました。スマホとファイルを共有したり、音楽や動画を配信したりするLinuxサーバーを構築できます。無料Wi-Fiスポットを安全に使える「VPNサーバー」は、8ページを使って丁寧に解説しました。

 このほか、サーバー管理に必要なコマンドを厳選し、具体的な実行例を紹介しています。

●詳細目次は<こちら>

●読者限定サイトと訂正・補足は<こちら>






2021年4月2日の訂正
2-4 WSL2でサーバー構築(p.53~p.58)

 p.56で解説している「systemd-genie」パッケージのリポジトリーを登録する手順が変更されました。誌面では以下のコマンドを実行することで自動的に登録する手順を紹介しました。

$ curl -s https://packagecloud.io/install/repositories/arkane-systems/wsl-translinux/script.deb.sh | sudo bash

 新たな手順は、以下の通り手作業で登録することになります。手順が多くなっています。ご注意ください。

【手順1】
 HTTPSのサイトからファイルを転送可能にするパッケージ「apt-transport-https」をインストールします。

$ sudo apt install apt-transport-https

【手順2】
 「systemd-genie」パッケージのリポジトリーのGPGキーをダウンロードします。

$ sudo wget -O /etc/apt/trusted.gpg.d/wsl-transdebian.gpg https://arkane-systems.github.io/wsl-transdebian/apt/wsl-transdebian.gpg

【手順3】
 「systemd-genie」パッケージのリポジトリーを登録します。「/etc/apt/sources.list.d/wsl-transdebian.list」のファイル名で新規ファイルをエディタで開きます。

$ sudo nano /etc/apt/sources.list.d/wsl-transdebian.list

 次の2行を追加してください。

deb https://arkane-systems.github.io/wsl-transdebian/apt/ focal main
deb-src https://arkane-systems.github.io/wsl-transdebian/apt/ focal main

 追加できたら[Ctrl]キーを押しながら[O]キーを押し、「y」と入力して[Enter]キーを押して上書き保存してください。さらに[Ctrl]キーを押しながら[X]キーを押すとエディタを終了できます。

 以降の手順は記事の通りです。

$ sudo apt update
$ sudo apt install systemd-genie

 なお、ここで紹介した手順は「systemd-genie」パッケージの開発元の公式サイトに掲載されている最新の情報と同じです。今後、動作しないなどの不具合があったときは、まずは開発元のサイトをご参照ください。

【開発元の公式サイト】
https://github.com/arkane-systems/genie

 さらに、p.56で「$ genie -s」を実行後、一部のサービスが起動せずにタイムアウトエラーになることがあります。本誌で動作確認用にインストールしている「Apache2」のサービスは問題なく起動できているため、記事の範囲においては問題ありません。気になる場合は、起動しなかったサービスが自動で起動しないように設定することで解決できます。今回編集部で検証したところ、起動していないサービスは「multipathd.service」でした。以下のコマンドを実行することで、同サービスの自動起動を無効化できます。

$ sudo systemctl mask multipathd.service

 実行後、いったんWSL2を終了してください。もう一度WSL2を起動して「$ genie -s」を実行すると、タイムアウトエラーは表示されなくなります。

情報は随時更新致します。