プレゼンテーションのことを、「商品やサービスを分かりやすく説明すること」だと捉えている方は少なくないでしょう。

でも私は、プレゼンとは相手の課題を解決することだと考えています。なぜかというと、その商品やサービスがどんなに優れていても、プレゼン相手のニーズに合っていなければ「素晴らしい商品だけど、私には必要ない」となって結果にはつながらないからです。

ですから、まずは相手の立場に立って課題を浮き彫りにすることが大切です。そして、その課題を解決することで開ける幸せな未来を示し、紹介するものが課題解決にどう寄与できるのか、というところまで提案するのです。相手の課題と自分が紹介するものがマッチする点を「ウィン・ウィン・ポイント」と呼んでいるのですが、この「ウィン・ウィン・ポイント」を探し、双方が幸せになれる関係を築いていくことが本当の意味での「プレゼン」なのではないでしょうか。

また大抵の場合、プレゼンというのは短い時間しか与えられないものです。その限られた時間の中で、相手が判断していること。それは、プレゼンをする人の人間性です。「この人の話をもう少し聞いてみたい」、「この人だったら、提案している案件を最後までやり遂げてくれるに違いない」と思ってもらえれば、そのプレゼンをきっかけに双方の関係が発展していくものです。

では、どうすれば、自分と自分の提案している案件に興味を持ってもらえるのでしょうか。おそらく、その案件にどれだけの情熱を持っているかが、興味の有り無しの分かれ目になると思います。金銭的な利益ではなく、案件そのものにどれだけの情熱を注いでいるのかを、相手はしっかりと見極めているのです。 |