| 人材や予算など原資が限られる中堅・中小企業にとって、まずは効果の高い対策から取り組むのが現実的である。それはすなわち、情報漏えいのフロントエンドにあたるPCまわりの対策ということになる。PCまわりのセキュリティ対策のポイントとしては、
1.不正なアクセスをさせない
2.誰がどの情報にアクセスしたかを記録する
3.万一データが流出しても情報が漏えいしないようにする
などがある。これらの対策にはITの利用が効果的だ。
1つめの対策としてはアクセス制御があり、部門や役職に合わせてアクセス可能な社内データの範囲を制限することができる。認証は基本はIDとパスワードを用いるが、生体認証など、より信頼性の高い方法を採用する企業が増えてきている。
2つめの対策としては、ログ解析ツールがある。社員のファイルや外部記憶装置などへのアクセスログを取得し管理する。一歩進んで、外部記憶装置へのファイルの書き出しやプリント出力などを禁止できる製品もある。
3つめの対策としては、暗号化が有効である。PCへのファイル保存時やメール送信時に暗号化を行うことによって、万一漏えいしても読み取れないようにすることが可能だ。
このように、診断によって自社の弱みを把握し、適切なITを利用して確実な情報セキュリティ対策を施そう。次回は、富士通のエキスパートが情報セキュリティの最前線を語る。
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