情報漏えい事件が起きると、企業はどのようなダメージを受けるのだろうか?
まず最大の損失は信用の失墜だ。企業として信用が失われ、顧客離れ、取引先との取引停止などに発展すると、企業の存続さえ危うくしかねない。しかも、2005年4月1日からは「個人情報保護法」が施行され、刑事罰まで問われかねなくなる。企業にとって、個人情報漏えい防止策の実施は、待ったなしの状況になっているのだ。
さらに、さまざまな金銭的な負担がのしかかる。たとえば、100万件以上の個人情報が流出した大手流通会社では、1件につき500円の金券を顧客に送付。金券だけを単純計算しても数億円のコストがかかった。また、大手通信販売会社では情報漏えいが発覚してから約1ヵ月半営業を自粛したため、その間の損失は数十億円以上という。 |