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第3回 ネット動画制作の基本知識 編集~配信

2007年01月16日

ネット動画の編集~配信(=ポストプロダクション)のポイント

編集とは?

 撮影が終わったら、編集作業を行い、番組を完成させる。編集では、撮影した動画素材から必要な部分を取り出して順番通りにつなぎ合わせる作業がメインだ(図4-1)。このとき、オーバーラップなど、画像のつなぎ合わせの効果を加えることもできる。

また、撮影時点の多少の不備は、この作業の中で修正や補正ができる場合もある(図4-2)。

編集には、大きくわけてリニア編集とノンリニア編集の二つの方法論がある。

1. リニア編集

昔からある編集方法で、別名「テープ編集」とも呼ばれる。動画を収録したテープから、所定の場面をマスターテープに順にダビングしていく事で編集していく。この編集には、高価で大規模なシステムが必要なため、時間貸しの編集スタジオに入り、そこのオペレーターに作業をしてもらう。大容量のテープ型のメディアを記録媒体に使うので、長時間の編集が容易となる。また、ダビングしながら編集のため、ダビング完了=編集完了となり、編集結果を手早く作ることができる。ただし、システム上、一度マスターテープに編集してしまったものは変更することが難しい。そのため、編集前の準備のよしあしが作業の効率を決定的に左右する。ある種高度な熟練が必要な作業といえるだろう。

2. ノンリニア編集

撮影したテープから動画素材をコンピュータに取り込み、ビデオ編集ソフトを使って編集する。「ノンリニア」というだけあって、番組の途中をつまんだり、素材の並べ替えなども自由に出来るなど様々な利点があるため、現在主流になりつつある。パソコンとソフトウエアをベースとしてシステムが出来上がるため、安価で、個人レベルでも所有できるものもある。ただし、ハードディスクを記録媒体として使うので、編集には大容量のハードディスクや高速なPCが必要になる。また、自由度が高い反面、選択の幅が広がりすぎてしまい「作業の落としどころ」が見えにくくなる傾向があることも注意点として書き添えておく。

使用できる素材の種類(ファイルの種類)や作業の自由度、最終的に簡単にデジタルファイルに書き出せる、といった利点からノンリニア編集の方が現在は主流になってきているが、リニア編集、ノンリニア編集それぞれに長所短所があり、実際には、コンテンツの内容や予算、かかわっているスタッフのスキル(ないし慣れ)に応じて選択することになるだろう。

収録素材をつなぎ終えたら、画面に表示する文字を入れ、ビジュアル部分(のみ)が完成した状態になる。

最後に、必要に応じてナレーションや音楽を入れて最終的に番組が完成する。これらの音声に関する作業は、編集とは切り離して音専用のスタジオを使う場合も多い。

用語解説

オーバーラップなど、画像のつなぎ合わせの効果

オーバーラップは、現在の画面と次の画面が溶け合うように切り替わっていく効果。この画面切り替えの効果を「トランジション」と言い、さまざまな種類がある。

テープから、所定の場面をマスターテープに順にダビングしていく事で編集

この方法は、現在でもテレビ番組などではスタンダードな編集方法だ。スタッフの人数が増え、スタジオ費もかかるが、その分、複数の目で編集作業をチェックすることができ、作業の信頼性は高い。

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[関連サイト] リッチコンテンツ・マーケティング情報局

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