特集 著名コンサルタントに聞く

レッツノート

堀紘一が語る 「超一流」モバイルのパソコン活用

後編 それは見当違い!ワークスタイルの自主点検を怠るな

堀紘一氏 プロフィール

東京大学法学部卒業。ハーバード大学経営学修士。読売新聞、三菱商事、ボストンコンサルティンググループを経て、「未来の革新的な企業を100社作る」ことを目指すプロフェッショナルファーム「ドリームインキュベータ」(DI)を創業。

人脈を得たいなら「TAKE」ではなく「GIVE」に専念せよ

優れた人と交わることも、特に40代以降に仕事力を高めるには良い方法だと堀氏は語る。「その際には、必ず自分よりレベルが高い人とつきあうことです」と堀氏は強調する。「レベルが高い人とつきあうのは、なかなか骨が折れるものです。相手にされないかもしれないし、自分の無知をさらけ出し、恥ずかしい思いをすることもあるでしょう。しかし、そういう相手こそ、自分のレベルアップにつながる人脈なのです。私もその種の恥をたくさんかき続けたことで、良い人脈を築けたのだと思います」(堀氏)。

その人脈作りのポイントを、堀氏は以下の5点にまとめている。

  1. 相手の立場で物事を考える
  2. 頼み事をしない
  3. 無駄な面会や電話をしない
  4. 会っても早めに切り上げて帰る
  5. 去り際の美学を心得ている

要は、人脈を広げるために特別なノウハウは不要ということだ。ただ、相手に何らかのプラスを与えることができればいい。基本は、相手から得ることを考えず、こちらから与えるのだという心構えさえ忘れないようすることだ。

「メール+お礼状」で相手はあなたを忘れられなくなる

堀紘一氏

具体的に仕事やプライベートでの出会いから人脈を築いていく方法の一例を堀氏が教えてくれた。メールと手書きのお礼状を同時に送るのだという。

「メールには、ほぼリアルタイムで情報を伝えられるというメリットがあります。だから、メールはスピードやタイミングが求められる場面で活用すべきです。たとえば、相手が受け取ったら喜んでくれるであろう情報は、なるべく早く知らせてあげた方がいい」(堀氏)。

しかしそれだけですませず、堀氏はお礼状もしたためて郵便で出す。「便せんに手書きしたお礼状は、メールよりもはるかにこちらの誠意が伝わりやすいのです」(堀氏)。たとえばセミナーなどで出会った人物と人脈を築きたい場合には、相手がほしいといった情報を、その日のうちにメールで送る。レッツノートなら、公衆無線LANサービスなどを利用して、セミナー会場から即座に送信することも可能だ。そして、社や自宅に戻ったら、その日のうちにお礼状を書いて投函するのだ。相手はスピーディーな対応に感心した後、2〜3日してから真心のこもった礼状を受け取ることで、一段とあなたへの印象を深めることだろう。

「パソコンを有効に活用できなければビジネスはできません。とはいえ、何でもパソコンがいいという訳でないことも事実です」と堀氏。効率やスピードが優先される場面ではパソコン、感謝の気持ちを表すなど、心を込めたいときは手紙を書いたり、直接顔を合わせたりする。確かに、この使い分けを間違えずにできている人は意外と少ないかもしれない。

 
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